鉄と鉄をくっつけて製品にする仕事です。
溶接は、鉄やステンレスなどの金属の材料を溶かして接合する技術のことで、溶接技術者は様々な溶接機を使い、加工された鉄板やパイプなどの金属の部品を接合して製品を組みててゆく仕事を主に担います。
プラモデルをやったことがある人は分かると思いますが、プラモデルでいう「接着」を想像すると分かりやすいと思います。プラモデルの部品がすごく大きくなったイメージです。
また、溶接用ロボットが多数あるので、ロボットオペレーターとしての業務も担います。
溶接方法は従来のアーク溶接はもちろん、レーザーを使った最新の溶接もできます。溶接技術やロボットの取り扱いなど基本技術の習得はもちろんJIS溶接級の取得支援なども行っています。
当社では一つの業界ではなく、農業機械や建設機会など様々な製品作りにたずさわることができます。充実したやりがいのある仕事です。
溶接の魅力と大変なところ
溶接すると製品がひずむので、ひずみを直したり、逆ひずみを考えるのが難しいところです。
溶接をやっていると「ひずみ」は絶対ついてくる問題で、溶接の速度や条件によってひずみ方が変わってくるので、自分との戦いになります。
経験を積むことで、自分の思ったように加工できるようになるので、成果を実感しやすいのが魅力だと思います。
溶接加工技術者にとって大切なこと
「視野を広く持つこと」「周りをよく見ること」が大切だと思います。
黙々と仕事に集中するのも良いことですが、1点に集中しすぎるより、周囲に気を配れる人と一緒に仕事をしたいと思います。
もちろん、入社から2年くらいは自分の仕事でいっぱいいっぱいだと思いますが、次第に周りが見えるようになってきます。先輩がやっている仕事を、いつか自分がすることになるかもしれないと考え、技術を盗めるように人の仕事をよく見ることが大切です。
先輩から聞いた入社後の成長・変化
技術的な成長では、アーク溶接、半自動溶接、TIG溶接ができるようになりました。
学校での勉強よりも、入社して実際の仕事から学ぶことのほうが大きいと思います。
人間的な成長では、周りをよく見るようになったと感じます。
また、先輩の影響が大きいのですが、入社する前と比べて、明るい性格になったと思います。