当社は、アーク溶接ロボットシステムを計7システム稼動させております。
この溶接ロボットの導入からはや25年が経過しました。当社は、溶接ロボットの黎明期からこの採用と運用に着手し、独自のノウハウを構築してまいりました。
まさに、この溶接ロボット導入からの歴史が、当社が「ハコもの」づくりのスペシャリストとして活動を行ってきた歴史そのものであります。
これら溶接ロボットを使いこなすことで、高品質な「ハコもの」をお客様の必要量、計画的にご提供することを実現しております。
こちらは、神戸製鋼製のARCMAN-MPです。
もっとも新しく導入したロボットシステムですが、2つの電極を溶接線に対し平行に配置し、それぞれ独立した溶接条件で制御しながら効率の高い溶接するタンデム溶接で、その溶接条件・溶接ノウハウをデータバンク化することで操作性がかなり向上しております。
さらに、様々なツールに持ち替えられるようハンドリング能力もアップされておりますし、オペレーティング画面が見やすくなったり、コントローラ自体も速く、操作しやすくなっていたりと、細かなところも進化しています。
当社は現在、この最新機の能力を最大限に発揮できるように、その運用方法の研究に努めています。
溶接ロボットを高い稼働率で動かすには、手際よく段取りができるようなワークを固定する治具が必要だったりします。
当社は、これら溶接治具の設計から製作も日頃から行っており、ここにも長年培われてきた生産技術が反映されています。
溶接ロボットにその溶接手順を仕込むのは人間です。
ティーチングといった作業になりますが、ここに熟練技能者が携わり、溶接ロボットにその「職人の技」を仕込んでいくわけです。
溶接ロボットを導入して、ただ動かせば効率のよい品質の高い溶接が実現できるなんてことはありません。そんな甘い考えでは、かえって非効率な、品質もイマイチな製品になってしまいます。
当社では、溶接ロボットが熟練された職人の腕となって手際よく確かな溶接をすべく、その研究にも余念がありません。
当社の溶接ロボットシステム一番古いもので、20年以上経過しました。
しかも、これまで休むことなく高稼働率を誇りながら、今もなお現役で活躍中です。
たしかに長い歴史のなかにはトラブルもございましたが、当社はこのロボットの能力を最大限に生かすべく考え、かつ長い間活躍できるよう工夫してきた結果、現在もバリバリ働いている状態です。
ある日、この溶接ロボットメーカーさんがお越しになられた際に「こんなに上手に長きに渡り、使いこなしている業者はそうそういませんよ!」とおっしゃって下さいました。
お褒めの言葉、有難うございます!!
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